はじめまして。コゾウと申します。
当サイト「新NISAで資産2000万円を形成!これで老後生活もバッチリ」では、投資初心者の方が新NISAで成功するために必要な情報を発信しています。
私は2009年から株式投資を始め、これまで300社以上の財務分析と株式取引を行ってきました。投資家としての経験が長く、これまでに培ってきたノウハウを活かせば、新NISAで有益な情報を発信できると思いこのサイトを立ち上げました。
そこで、私がこれまでに経験した株式投資に関するエピソードについてお話します。
2009年に株式投資を始める
私が株式投資を始めたのは、2009年でした。
株式投資に興味を持ち始めたのは、「金持ち父さん 貧乏父さん」のオーディオがきっかけです。「金持ちになりたければ、資産を買え」というナレーションに衝撃を受けたのを今でも覚えています。さらに、収入を生み出す資産には、株式・債券・投資信託・印税・不動産などが紹介され、その中で私が興味を持ったのは株式でした。
それがきっかけで株式投資にチャレンジしてみたいと思うようになったものの、当時は仕事熱中し、連日残業尽くしでそんな時間はありませんでした。しかし課長が変わり、残業代に対する決済をもらうことができなくなったのです。それがきっかけで一気に仕事に対する熱が冷め、毎日のようにやっていた残業もやらなくなりました。仕事が終わるとさっさと帰宅し、それから株式投資に関する勉強を始めました。それが、2009年の8月くらいです。
株式投資を始めてからは、毎回発行される会社四季報を購入し、これまでに株式投資関連の書籍は400冊くらいは読んできました。最近だと、新NISAの関連書籍を10冊読んできました。






初めて投資した銘柄は東京電力
株式投資を始めるに当たり、私は必要な知識を書籍から学びました。書籍で一通り知識を身につけ、「投資初心者は、流動性が高くて倒産の心配がない大型株から始めるのがおすすめ」と学んだため、東京電力の株に投資しました。
東京電力の株を20万円くらいで購入して1~2か月くらい経つと22万円になったので、そこで売却しました。これが、最初の株式投資でしたが、これまでに経験したことがない不思議な喜びを味わいました。
今までお金を稼ぐためには、アルバイトで稼ぐか仕事で給料をもらうしかありませんでした。それが、買った株が値上がりし、そのタイミングで売却すればお金を儲けることができたのです。あのときの喜びは何とも言えない、これまでに感じたことがない不思議な喜びでした。
あせって値上がり株に手を出す
株式投資を始めると、毎日のようにYahooファイナンスの値上がり率上位銘柄に目が移ります。そして、「早く稼ぎたい」という衝動から、値上がりした株や仕立て株に手を出してしまい、損失が膨らんでいきました。
一時は損失が20万円くらいまで膨らんでしまいましたが、それでも平行して投資の勉強は続けていました。それから、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れの銘柄を選ぶようになりましたが、なかなかうまくいきませんでした。次にPER(株価収益率)が10倍以下の銘柄を選ぶようになったころから、利益が出せるようになりました。気がつくと、大型株から中小型株に投資するようになっていたのです。
それ以降は、値上がりした株や仕立て株に飛びつくことはなくなり、PBR1倍割れとPER10倍以下のバリュー投資というスタイルが確立していきました。当時はまだリーマンショックから1年くらいしか経っていなかったのですが、投資初心者だった頃の私でも「安い株がゴロゴロあるな~」と思いながら、割安株を探しまくり、そしてデータにしてまとめていました。そのときのデータの一部が、以下のものです。
東日本大震災を経験
投資家として私が初めて大暴落を受けたのは、2011年3月11日(金)の東日本大震災のときでした。当時、震災の様子をニュースで見ていましたが、この世の終わりのように思えました。
その様子が、多くの投資家にとって大きなショックだったのでしょう。翌週の2011年3月14日(月)に相場が始まると、9割近くの銘柄が売られまくり、中にはストップ安をつける銘柄も多くありました。東日本大震災で唯一値上がりした銘柄は、建設株だけでした。
私の持ち株も、震災で安くなってしまいました。しかし、「福島に本店や支店がない銘柄は東日本大震災の影響はない」と考え、これは絶好のチャンスだと鼓舞しながら目星をつけていた銘柄を購入しました。そのときに購入したのは、KG情報(2408)、サンコー(6964)、ゴトー(9817)、FJネクスト(8935)、システムインテグレータ(3826)、永大化工(7877)、アドテック(6668)、リリカラ(9827)などです。
その中でも、短期間でうまくいったのは、ゴトー(9817)とシステムインテグレータ(3826)でした。ゴトーは1株180円くらいで購入し、その後TOBが発表されて、1株360円くらいで売ることができました。システムインテグレータはリーマン・ショックが発生した水準の4万円くらいまで値下がりし、そのタイミングで購入しました。すると、数日後に業績の上方修正が発表され、ストップ高で5万2千円くらいで売ることができました。
東日本大震災で多くの銘柄が売られていたのを目にしていましたが、震災発生前から安かった銘柄は、それ以上に安くなることはありませんでした。このときの経験から、私は「株は安くなれば安くなるほど、下がりにくくなる」ということを学び、投資で成功するためには「いかに安く購入できるか」と確信を持つようになりました。
それと同時に、株は高くなれば高くなるほど「売りエネルギー」がたまっていき、安くなれば安くなるほど「買いエネルギー」がたまっていくという感覚が身につくようになっていました。
会社の財務分析が好き
株式投資の勉強を続けていると、次第に会社の決算書を分析する必要性を学ぶようになりました。
私はバリュー投資を行っていますが、全ての銘柄がいいわけではありません。中には、問題を抱えたり、粉飾決算を行っている銘柄も存在します。決算書にある貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を多角的に分析することで、このような問題を見抜くことができるのです。
私は過去に、財務分析した銘柄をブログにして掲載した時期もあります。その一部がこちらになります。
水素関連銘柄、NFKホールディングス(6494)を分析してみる
財務分析を行うことによって、会社の問題が見えてきたり、お宝情報の発見にもつながることがあります。
私にとって財務分析は、ミステリー小説を読んでいるみたいな感覚に近く、何時間でもやっていたいと思うくらい好きな作業です。
こうして会社の財務分析の経験を積んでいくと、問題のある会社は、会社の決算書を見た瞬間に違和感を抱くようになります。
南都銀行の投資で含み損が50%近くになる
それまで私の株式投資は順調でしたが、2017年にある銘柄に投資をして大きな失敗をしてしまいました。その銘柄とは、南都銀行(8367)です。
当時、会社四季報で、PERが7倍、PBRが0.3倍の南都銀行が目に入りました。さらに同社の株価チャートを確認しても最安値水準だったため、資金のほとんどを南都銀行につぎ込みました。そのとき、1株あたり平均3000円で購入したのです。
私がこの株を購入したとき、株価はすぐに反発するだろうと考えていました。しかし、株価は際限なく下がっていったのです。
一般に、業績が悪くなれば株価は下がり、業績が良くなれば株価は上がります。南都銀行の業績はほぼ横ばい状態だったにもかかわらず、株価は一方的に下がっていき、何度もチャートを見直してはストレスを抱えていました。そして、3000円で購入した南都銀行の株価は、一時1600円まで下がってしまったのです・・・。
南都銀行を損切りせずに保有し続ける
下がり続ける株価に耐えることができず、私は2020~2022年の間は株式市場から離れていました。今となっては南都銀行に投資などせず、コロナ・ショックで暴落した他の割安銘柄を購入しておけば、資産を増やすことができたのにと何度も考えたことがあります。
それでも当時、南都銀行を損切りせず、ずっと保有し続けました。私がこの銘柄を保有し続けた理由は、
- PERとPBRが割安のときに購入した
- 奈良県内の金融を独占する事業を行っているため、絶対に倒産することはない
- 黒字決算の年がほとんどで、内部留保もたまっている
という事実があったためです。これだけの条件がそろっているのに、ここで損切りをしてしまうと、投資家として失格だと考えていました。そして、保有し続ければ、いつか元の3000円に株価は戻ると信じていたのです。
また、南都銀行は2022年から増配額を大幅に増やしてきました。この配当金があったことも、南都銀行を保有し続けた理由になります。

南都銀行の失敗から学んだこと
2023年に日銀のマイナス金利解除がニュースになったころ、南都銀行の株価は少しずつ回復していきました。そして、2024年3月19日に、南都銀行は業績の上方修正と増配を発表。2024年3月21日に株価は3095円をつけ、ようやく含み損から含み益に変わりました。2017年に南都銀行に投資を始めたので、約7年もかかっています。
南都銀行での失敗から学んだことは、投資の前に同業他社とも比較をするということです。この銘柄を見つけたとき、割安だったためすぐに飛びつきました。このとき、同業他社と比較をしておけば、他の銀行の売上高はほぼ横ばいなのに、南都銀行の売上高が年々減少していたことに違和感を抱き、投資を見送ることができたかもしれません。
もう一つは、高配当株にも注目するということです。私が南都銀行を保有し続けたのは配当金を出していたためですが、このときの経験から、配当収入が得られるだけでも十分に保有し続ける理由になることを経験することができたのです。
まとめるとこうです。
- PERが10倍以下
- PBRが1倍以下
- 配当利回りが4%以上の高配当株
- PER、PBR、配当利回りが過去と比べて低い水準にある
- 財務分析を行い、不自然な点がない
- 同業他社と比較し、不自然な点がない
- 過去5~10年くらいのチャートを確認し、株価が安値水準にある
ただし、必ずしも、この基準にこだわるわけではありません。PERやPBRが割安じゃなくても、魅力的な事業を展開している会社の株価が「安い」と思えば投資をします。最近だと、バリューコマース(2491)という銘柄を1株1091円で購入しました。

私がバリューコマースを選んだのは、
- 6年ぶりに安値を更新
- 2024年12月期の業績は悪くなる予想だが、株価の下げ過ぎ感がする
- 会社四季報の業績記事では、底打ちを予想
- 高収益のビジネス事業で、赤字業績になったのは1度だけ
- 毎年、現金預金が増えている
- サービス業の中でも、収益性、業績安定性、財務健全性、企業規模が、業界平均値よりも高い
- 3月7日時点のPERは12.88倍 → 安値平均PERは15.4倍
- 3月7日時点の配当利回りは3.91%で、過去最高の配当利回り。また、サービス業の中では586位中44位に高い配当利回り
などの理由から、魅力的に思えて買いました。
初心者は地元の小売業に投資するのがおすすめ
もし、地元で有名な小売業が割安な水準で売られていた場合、投資をしてみることをおすすめします。
地元の小売業なので、月に2~3回も利用してみれば、お客さんの数や商品の品数、店舗の拡大状況などを簡単に把握することができます。
仮に東日本大震災やコロナショックのようなパニックで株価が大幅に下落した場合、まずはいつも通りお店を利用してみましょう。すると、お客さんの数はいつもと変わらないことに気づくはずです。その様子をみれば、株を売りたくなる衝動を抑え、そのまま保有し続けることができます。
15年以上も投資を続けられた理由
東日本大震災、コロナショック、南都銀行での失敗を経験をしてきましたが、投資家として15年以上も続けることができています。
ここまで続けることができた一つ目の理由は、まず信用取引に手を出さず、余裕資金の範囲内で投資を行ったことです。相場に100%はありません。「ここで借金をして、この銘柄に投資をすれば大儲けできそうだ」と思ったときも、借金や信用取引に手を出したことはありませんでした。
二つ目の理由は、会社について事前によく調べたことです。もし、投資する理由が十分でない場合、株価がどんどん下がっていくと、いつかは安く売って損をすることになります。
そして、長い投資経験の中から学んだ教訓は、株価が安くなるまで待ち続ける「辛抱」と、購入後は株価が値上がりするまでひたすら待ち続ける「辛抱」と、目標とする金額になるまで利益確定したい気持ちを抑える「辛抱」が大切だということです。