【初心者でも簡単】新NISAで米国個別株投資の始め方を徹底解説!

【初心者でも簡単】新NISAで米国個別株投資の始め方を徹底解説!

2024年1月からスタートする新NISAの制度で、米国個別株に投資をすることはできるのでしょうか?

また米国個別株に投資をする方法と、リスク管理の方法はどのようにすればよいのでしょうか?

この記事を通じて、新NISA制度の基本的な理解はもちろん、米国個別株の投資方法や銘柄選びのアプローチ、リスク管理のテクニックについても学ぶことができます。

また新NISA口座の開設方法や、利用できる証券会社についても解説していますので、具体的なアクションプランを立てる際にも役立ちます。

米国株の成長力に投資をして資産を大きく増やしたい人や、新NISA制度を最大限に活用したい方はぜひ最後までご覧ください。

目次

新NISAの概要と旧NISAとの違いについて!

2024年1月からスタートする新NISA。旧NISAと比べて年間投資枠の上限が引き上げられたり、非課税保有期間が無期限なるなど多くのメリットがあります。

新NISAが導入される理由には個人投資家の積極的な資産形成を支援し、資本市場を活性化させる目的があります。

そこで、旧NISAと新NISAに違いについて順番に解説します。

年間投資枠の上限引き上げ

新NISAは旧NISAと比べ、年間投資枠の上限が引き上げられます。これにより、個人投資家が個別株を購入する際の非課税枠が広がることになります。

旧NISAの一般NISAは120万円、つみたてNISAは40万円までとなっています。しかし、新NISAの成長投資枠は240万円、つみたて投資枠は120万円までに年間投資枠が引き上げられます。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能

旧NISAでは、一般NISAかつみたてNISAのどちらか一つだけしか選べません。しかし、新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の二つの枠を併用することが可能となっています。

「成長投資枠」はより積極的な資産運用を目指すことに適しており、「つみたて投資枠」は長期間にわたりコツコツとした投資スタイルに適しています。

二つの枠を利用することができるため、短期的な利益追求と長期的な資産形成とバランスを取りながら投資を楽しむことができます。

非課税保有期間が無期限

旧NISAでは非課税で保有できる期間に制限があります。しかし、新NISAでは非課税保有期間が無期限となっています。

そのため、新制度ではより長く、かつ柔軟に資産運用を続けることが可能となります。

新NISAでは非課税期間を気にする必要がないため、市場の変化を気にすることなく長期的な視点で投資戦略を練ることが可能となります。

損益通算できない

一般口座や特定口座などの課税口座を利用していた場合、投資で得た利益と損失を相殺する損益通算が認められています。しかし、新NISAではこの損益通算が認められていません。

新NISAでは投資で得た利益に税金がかからない一方で、損失が発生してもそれを他の利益と相殺して税金を減らすことはできない制度となっています。

旧NISAから新NISAへロールオーバーができない

旧NISAと新NISAは、それぞれ制度が異なっています。

そのため、旧NISAで保有している資産を新NISAに移すことはできません。これは「ロールオーバー」と呼ばれますが、新NISAではこのロールオーバーが認められていません。

もし旧NISAで保有している資産を新NISAに移すためには、一度資産を売却して再び新NISAで買い直す必要があります。

新NISAで買うべき米国個別株は?

新NISA制度を利用して米国個別株を選ぶとき、多くの投資家にとって重要になります。

米国個別株を選ぶときには安定した収益を上げている大手企業や、成長が見込まれるテクノロジー関連株を選ぶことが一つの選択肢になります。

例えばアップルやアマゾンのような大企業は一貫して成長を続けており、投資対象銘柄として魅力的があります。これらの企業は世界的に有名で不況にも強く、長期的に成長が見込めるからです。

またテスラやNVIDIAのようなテクノロジー企業は、将来的な成長が期待され、リスクはあるものの高いリターンを目指すことができます。

米国個別株を選ぶときには自分のリスクとリターンを考慮し、慎重に選ぶようにしましょう。

米国個別株の選び方でチェックするポイント

米国個別株を選ぶ際には、いくつかのチェックポイントがあります。

チェックするべきポイントは、

  • 健全性
  • 成長性
  • 市場シェア
  • 将来性

    の4つになります。

    これらのポイントをしっかり理解して分析することで、より賢明な投資判断を下すことが可能となります。

    健全性

    企業が継続して事業を行うためには、健全な財政基盤が必要です。

    財政基盤の健全性を表す主な指標には、自己資本比率、流動比率、負債比率があります。

    負債が少なく、十分な現金を保有するアップルは、非常に健全性が高いと評価されています。

    一般的に自己資本比率や流動比率が高く、負債比率が低い企業ほど財政基盤が健全性であるといえます。

    成長性

    成長性は、企業が将来的に収益を増やしていく能力です。

    高い成長性を持つ企業は市場からの人気が高くなるため、株価が上昇して投資価値が高くなります。

    成長性を表す主な指標には、売上高成長率や利益成長率などの指標があります。例えば、アマゾンは過去数年間で売上高成長率が高くなっています。

    市場シェア

    市場シェアは、企業が業界内でどのくらい市場を独占しているのかを表しています。この数字が高い企業ほど売上が安定し、競争優位性があります。

    市場シェアを評価するときにはブランド力の強さや、特許や技術の優位性などをチェックします。

    インターネットで検索エンジンの市場を独占するグーグルの場合、圧倒的な市場シェアを誇り、他社をひきつけません。

    将来性

    将来性は企業が今後の市場変化に対してどれだけ適応し、成長を続けられるかを見極めるポイントです。

    技術革新や社会のトレンド変化に応じてビジネスモデルを進化させる能力がある企業は、長期的に見て投資価値が高まります。

    またテクノロジーや再生可能エネルギーなど、今後成長が見込まれる市場で事業展開を行う企業も将来性が高いといえます。

    新NISAで米国個別株に投資をする際のリスクについて

    新NISAを活用して米国個別株に投資をするとき、いくつかのリスクと注意点があります。特に為替リスクは投資成績に大きな影響を与えます。

    他にも、株価の変動リスクや税金の取り扱いについても注意する必要があります。

    ここでは、米国個別株のリスクとその対策についてご紹介します。

    為替リスク

    新NISAで米国個別株に投資する際、最も大きな注意点は為替リスクです。

    米国個別株に投資をするとき日本円で投資して米ドルで収益が出るため、円高になると換算時の損失が発生する可能性があります。

    例えば1ドルで購入した株が1.1ドルになったとしても、そのときに円高が進んで1ドル100円から120円になってしまえばトータルで損をしたことになります。

    米国個別株に投資をするとき、日本とアメリカの経済動向に注意を払うようにしましょう。

    株価変動リスク

    企業の業績や市場の動向、また経済状況など多くの要因によって株価市場は常に変動します。

    特にアメリカの大統領選挙や金融政策の変更などのイベントがあると、株価に大きな影響を及ぼすことがあります。

    株価変動リスクについては、分散投資や長期投資によってリスクを抑えることができます。

    税金の取り扱い

    新NISAを利用して米国個別株から配当金を得たとき、日本での税金はかかりません。しかし、そのため二重課税の状態ではなくなってしまうため、米国での10%の税金は支払うことになります。

    新NISAを活用することで税金は安くはなりますが、米国個別株の配当金にかかる税金はゼロにできない点は押さえておきましょう。

    米国個別株のリスク管理と投資戦略

    投資の世界ではリスク管理を行い、安定した収益を目指すための戦略が重要になります。

    そこでおすすめしたい方法が、ドル・コスト平均法と分散投資による投資戦略です。

    これらの戦略を実践すればリスクを抑え、資産を増やすことができるようになります。

    長期投資とドル・コスト平均法

    米国株は長期的に見ると株価は上昇していますが、数年に一度の「〇〇・ショック」によって市場が暴落することもあります。そこでおすすめしたい投資方法は、ドル・コスト平均法です。

    ドル・コスト平均法は時間をかけて一定額を投資する方法で、高値時には少なく、安値時には多くの株を購入することができ、平均コストを抑えることができるようになります。

    この方法を実践すれば市場に翻弄されることなく、長期投資を続けることができるようになります。

    分散投資とポートフォリオの構築

    一つの企業や業界に集中投資をすると、市場の変動で投資資産が大きく減少するリスクがあります。

    そのようなリスクを避けるためにも、複数の企業に分散投資をすることを心がけましょう。

    分散投資を行うときポートフォリオはテクノロジー株、ヘルスケア株、エネルギー株など異なるセクターの株式を組み合わせることが大切です。一部の市場が低迷しても他の部分で補うよう組み合わせましょう。

    新NISAの口座開設ができる証券会社はどこ?

    新NISAの口座は多くの証券会社で開設することができ、主要な大手証券会社だけでなくオンライン証券会社でも新NISAの取り扱いを行っています。

    その中でも米国個別株を取り扱い、新NISAで口座開設ができる証券会社は

    • SBI証券
    • 楽天証券
    • 松井証券
    • マネックス証券
    • auカブコム証券

      になります。

      それぞれの証券会社によって取扱銘柄数やサービス内容が異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。

      新NISA口座開設の手順

      新NISAの口座開設には証券会社の選択から始まり、開設後は米国個別株を購入することができるようになります。

      それでは、新NISA口座開設の手順について順番にご紹介します。

      ステップ1: 証券会社の選択

      まず、新NISA口座が開設できる証券会社を選びます。

      各証券会社によって手数料や米国個別株の取扱数、サポート体制などが異なりますので、自分に合った証券会社を選ぶようにしましょう。

      ステップ2: 口座開設の申込み

      選んだ証券会社の公式ウェブサイトにアクセスし、新NISA口座の開設を申し込みます。

      必要情報を入力し、所定の手続きを進めていきます。

      ステップ3: 必要書類の提出

      身分証明書やマイナンバーカードなど、証券会社から求められる書類を提出します。

      多くの証券会社では書類を直接郵送する必要がなく、オンラインで提出することが可能となっています。

      ステップ4: 口座開設の承認

      提出した書類が証券会社で確認され、問題がなければ口座開設が承認されます。

      通常、数日から1週間程度で承認通知が届きます。

      ステップ5: ログインと初期設定

      承認通知に従い、証券会社のウェブサイトにログインします。

      初回ログイン時には、セキュリティ設定や基本的なプロファールの設定を行います。

      無事に新NISAの口座が開設できると、米国個別株を売買することができるようになります。

      SBI証券などでは手数料ゼロで米国個別株取引が可能

      手数料のコストは投資成果に大きな影響を与えます。

      SBI証券をはじめとする一部の証券会社では、米国個別株の取引手数料がゼロになっています。

      さらに、楽天証券や松井証券なども同様のサービスを提供しています。

      頻繁に売買を行う個人投資家にとって取引手数料ゼロで取引ができる証券会社を選ぶことは、大きなメリットといえます。

      新NISA投資に関するよくある質問

      最後に、新NISAについてよくある質問をまとめました。

      Q.新NISAとは何ですか?米国個別株の投資は可能ですか?

      新新NISAは2024年1月からスタートする少額投資非課税制度です。旧NISAとは異なり、投資枠が拡大し、投資期間が無期限になります。

      米国個別株も新NISAの投資対象に含まれるため、投資が可能となっています。

      Q.旧NISAの株や投資信託は、非課税期間が終了したらどうなる?

      旧NISAの非課税期間が終了した後、その株や投資信託は課税口座に移されます。そして、その後の配当金や売却益に対して税金がかかるようになります。

      非課税期間終了後の税金の扱いには注意が必要です。

      Q.新NISAで米国株投資を始めるためにはどのようにすれば良いですか?

      新NISAで米国個別株を始めるには、まず新NISA専用の口座を開設する必要があります。その後で、米国個別株を購入することができます。

      楽天証券などのサイトでは初心者にも分かりやすく米国株投資の基礎を解説してたり、取引ツールが充実しています。

      まとめ

      新NISAでは年間投資枠が拡大し、非課税保有期間が無期限となります。

      新NISAでは米国個別株への投資も可能となりますので、米国株の成長力で資産を大きく増やすことも可能です。

      しかし為替リスクなどいくつかの注意点がありますので、リスク管理はしっかりと行いましょう。

      米国個別株の投資判断には企業の健全性、成長性、市場シェア、将来性をチェックすることが重要です。

      新NISAで米国個別株を取り扱う証券会社はいくつかありますので、この記事が参考になれば幸いです。

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      この記事を書いた人

      ・2009年から投資を開始
      ・専業でブログの執筆と株式を運用中
      ・株式投資が得意
      ・株式で2000万円を運用中
      ・これまでに300社以上の財務分析と株式取引を経験
      ・これまでに150回以上ストップ高を経験
      ・投資で最も大切にしていることは「辛抱」

      当サイト「新NISAで資産2000万円を形成!これで老後生活もバッチリ」では、投資初心者の方が新NISAで成功するために必要な情報を発信しています。

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