新NIISAでは、個人投資家が個別株に投資することができます。しかし、個別株投資には様々なリスクが伴うため、適切な銘柄選びと投資戦略が求められます。
今回は、新NIISAの個別株投資の仕組みや注意点、選び方や配当金の計算方法、リスク管理など、個別株投資に必要な知識についてまとめました。また、おすすめの個別株についても紹介しています。
この記事を読めば、新NIISAで個別株投資を行うための知識を身につけることができます。個別株投資の魅力とリスクを理解し、効果的な投資戦略を立てることが可能になります。初心者でも安心して個別株投資に取り組めるようにまとめましたので、最後までご覧ください。
新NISAで個別株の選び方や売買のタイミング

新NISAで個別株投資を始めるためには新NISA口座を開設し、トレンドやチャート分析などを行って売買のタイミングを計ります。
また、個別株の分析方法には、財務諸表、過去の株価や出来高、経済や業界の動向を分析することが重要です。
個別株投資の始め方や売買のタイミング
新NISAで個別株投資を始める際は、まず新NISA口座の開設が必要です。次に投資目的を明確にし、企業分析を行って適切な銘柄を選びます。売買のタイミングは、トレンドやチャート分析と経済指標やニュースを参考に判断します。
個別株投資時の注意点は、慎重に銘柄を選ぶこと、長期投資を心がけること、分散投資でリスクを分散させることが重要です。この3つを心がけることで、リスクを抑えながら資産を増やすことができます。

対象銘柄の選び方と分析方法
新NISAの個別株投資では、成長企業、配当企業、株主優待企業を選ぶことが重要です。成長企業は将来的な株価上昇が期待でき、配当企業は安定した配当金収入が得られ、株主優待企業は金銭的なリターン以外の特典を受けることができます。
個別株の分析には、財務諸表、過去の株価や出来高、経済や業界の動向を分析する必要があります。財務諸表から企業の収益性や将来性を判断し、株価や出来高から市場の心理を読み取り、経済や業界動向から企業のリスクと機会を評価します。これらを総合的に分析することで、個別株投資の成功確率が高まります。

新NISAで個別株が買えない?買い方や買い直しの方法について

新NISAで個別株に投資ができるのは「成長投資枠」のみになります。
また、保有する個別株の入れ替えは直接できません。一度売却してから、新たにほしい個別株を購入する必要があります。
個別株が買えるのは成長投資枠のみ
新NISAでは、「成長投資枠」を活用することで個別株に投資することができます。「つみたて投資枠」では、個別株に投資することはできません。
「成長投資枠」の主な特徴は、以下の通りです。
- 日本株のみならず海外株への投資も可能
- 年間投資枠は240万円
- 保有資産を売却した際、売却分の非課税枠が翌年から再利用可能
- 非課税保有限度額が1200万円まで(つみたて投資枠と合わせて1800万円)
- 非課税期間は無期限
こうした税制優遇措置を受けながら、長期的な資産形成が行えます。

個別株を直接買い直すことはできない
新NISAの「成長投資枠」では、保有する個別株の入れ替えは直接できません。一度売却してから、新たにほしい個別株を購入する必要があります。
個別株を買い直すタイミングは、市場の動向や企業の業績予測、投資目標に基づき、株価が低迷しているときや企業の業績回復傾向にあるときなど、市場の状況と個人の投資戦略を考慮して決定することが重要です。

証券会社を利用した個別株の買い方
新NISAで個別株を購入する際は、インターネット証券会社のオンラインサービスを利用するのが一般的です。
具体的には、
手順1.新NISA口座開設済の証券会社サイトにログイン
↓
手順2.購入したい銘柄を検索
↓
手順3.購入数量と価格を指定して注
↓
手順4.注文の確認と実行
の手順を踏むことで、個別株を購入することができます。

新NISAで個別株と他の投資商品を比較!どっちがいい?

新NISAでは個別株以外にも、投資信託やETFなどに投資することができます。
どちらに投資した方がよいのか、それぞれの特徴や投資戦略について解説します。
個別株と投資信託どっち?それぞれの特徴や投資戦略について
個別株投資では直接企業の株式を購入し、企業の業績によってリターンを得ることができますが、業績が悪化した場合はリスクを伴います。一方、投資信託はプロのファンドマネージャーが多様な資産に分散投資を行うことで、リスクを抑えながら安定したリターンを目指します。
まず、投資初心者は投資信託から始めることをおすすめします。投資家としての経験を積んだ後、個別株投資に挑戦することで、高いリターンを狙うことができます。
個別株と投資信託に投資をする際には、長期運用が重要です。これにより、市場の短期的な変動に一喜一憂せず、リスクを管理しながらリターンの最大化を目指すことができます。

個別株とインデクスどっち?それぞれの特徴や投資戦略について
個別株投資では株式を購入し、企業の成功に直結した大きなリターンが狙える反面、高いリスクが伴います。インデックス投資は、市場指数に連動する投資信託に投資し、低コストで分散投資の効果を得ることができるため、リスクが比較的低い安定したリターンを狙うことができます。
どちらの投資方法を選ぶかは、投資家のリスク許容度、投資目的、運用期間、投資スキルにより異なります。リスクを取って高いリターンを狙いたい投資家は個別株投資が適しており、リスクを抑えて安定したリターンを求めたい投資家はインデックス投資が向いています。
個別株でポートフォリオを構築する場合は、異なる産業の企業に分散投資を行います。インデックスファンドを用いる場合は、特定の地域や資産クラスに特化したファンドを組み合わせることで、さらにリスクを分散させることができます。

個別株とETFどっち?それぞれの特徴や投資戦略について
ETF投資は、多様な資産に分散投資できるメリットがある一方で、市場の下落リスクや流動性の問題もあります。ETFは指数に連動するように設計されており、幅広い分散投資が可能です。投資する際には、投資目的の明確化、コストの確認、流動性のチェックが必要になります。
一方、新NISAでは個別株への投資も可能で、企業の財務状況や市場動向を分析して投資判断を下す必要があります。個別株投資は高いリターンが得られる可能性がありますが、企業の業績不振による株価下落のリスクもあります。
投資戦略には、長期投資、分散投資、積立投資があり、これらを組み合わせることでリスクを管理しながら資産を増やすことができます。長期投資は市場の長期的な成長に投資する戦略、分散投資はリスクを分散させる戦略、積立投資は定期的に一定額を投資することで平均購入単価を下げることができます。

新NISAへ個別株を移行する方法

一般口座や特定口座から新NISA口座へ個別株を移行するとき、直接移行することはできません。まず個別株を売却し、その後新NISA口座で再購入する必要があります。
旧NISA口座からの移行する場合も、一度売却してから新NISA口座で再購入する必要があります。旧NISAの非課税期間終了後は課税口座に移行されるため、税制の恩恵を受け続けるには新NISAへ移行する必要があります。

新NISAで個別株投資にかかる取引手数料はいくら?

新NISAの個別株投資では、取引手数料がコスト要因となり、利益に影響を与えます。取引手数料には、固定手数料と変動手数料の2種類があります。少ない取引額では変動手数料が、大きな取引額では固定手数料が有利になります。
国内株および米国株の取引手数料が無料になるサービスを展開する証券会社は、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券です。各証券会社の特徴やサービス内容を比較検討し、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことが大切です。

新NISAでおすすめの個別株と選び方について

新NISAでは、株主優待株や配当金株にも投資することができます。
そこで、株主優待株や配当金株の選び方と、おすすめ銘柄についてご紹介します。
個別株でおすすめの株主優待株5選!選び方のポイントは?
新NISAを利用して株主優待を得るためには、「成長投資枠」を選択し、株主優待を提供する企業の株を権利確定日まで保有する必要があります。「つみたて投資枠」では、株主優待株に投資することはできません。株主優待株を選ぶ際には、優待の内容や条件をしっかりチェックし、長期的に安定した収益が期待できる企業を選ぶことが大切です。
新NISAでおすすめの株主優待株としてイオンモール(8905)、アイ・ケイ・ケイホールディングス(2198)、日本電信電話(9432)、キリンホールディングス(2503)、日本和装ホールディングス(2499)が挙げられます。これらの企業は、ギフトカードや優待券、自社商品などの実用的な優待を提供しています。

個別株でおすすめの配当金株5選!選び方のポイントは?
新NISAを利用して高配当株投資を行う際は、まず配当利回りの高い銘柄を探し、企業の財務健全性と業界動向をチェックして、長期的な安定収益が見込めるかを確認することが重要です。
おすすめの高配当株には、総合商社の住友商事(8053)、丸紅(8002)、三菱商事(8058)、電子機器メーカーのキャノン(7751)、通信大手のKDDI(9433)があげられます。これらは4%前後の高い配当利回りと併せて、安定した事業基盤や成長余力を兼ね備えており、長期保有に適した銘柄です。

新NISAで選べるおすすめの個別株5選!
個別株投資では、投資戦略に応じて「値上がり益重視派」と「配当重視派」の2つがあります。値上がり益重視派は成長性が高く、新規事業に注力している割安な企業を選びます。一方、配当重視派は配当利回りが高く、安定した業績の企業や、長期にわたって増配を続けている企業を選びます。
具体的な銘柄としては、成長性を秘めた三菱UFJ(8306)やNTT(9432)、安定した配当が期待できる花王(4452)、医薬品業界のSPK(7466)、JT(2914)などがおすすめです。

新NISAの配当金の仕組みと高配当株投資のシミュレーション

新NISAでは、配当金が非課税となるため、通常の課税口座に比べて多くの配当収入を手元に残すことができます。配当金は企業の利益の一部が株主に還元されるもので、新NISAでは課税されずに全額受け取れます。
高い配当利回りの銘柄ほど配当収入が多くなり、長期保有によってその効果は大きくなります。20年間で配当利回り5%の銘柄を保有すれば、投資資金が2倍になります。
おすすめの高配当株投資戦略としては、成長性と安定性を兼ね備えた企業を選び、さまざまな業界に分散投資することが挙げられます。成長性のある安定銘柄への投資は、配当金と株価上昇の両方が期待でき、分散投資によってリスクを抑えつつ安定収入を狙えます。

新NISAで米国個別株に投資する方法

米国個別株を選ぶ際は、健全性、成長性、市場シェア、将来性の4点をチェックすることが重要です。また、米国株に投資する場合は、「成長投資枠」を利用する必要があります。
米国株で特に注目すべき優良銘柄として、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、テスラが挙げられます。
米国個別株の選び方やリスクについて
米国個別株を選ぶ際は、健全性、成長性、市場シェア、将来性の4点をチェックすることが重要です。
米国個別株に投資する際は、為替リスクや株価変動リスク、税金の取り扱いに注意が必要です。特に為替リスクは、円高になると換算時に損失が生じる可能性があります。また、米国個別株の配当金については、新NISAでは税金がかからないものの、米国では10%の税金が発生します。
リスク管理としては、長期投資やドル・コスト平均法、分散投資が有効です。これらの戦略によってリスクを抑え、安定した収益を目指すことができます。

米国個別株に投資するためには成長投資枠を活用
新NISAの「成長投資枠」を利用することで、上場株式、投資信託、ETF、REITなど幅広い商品に投資することができます。特に米国株への投資は、世界最大の株式市場であるため、多様な産業にわたる大企業や特定セクターに投資できるメリットがあり、地域リスクの分散やグローバル市場の動きに対応した資産形成が可能です。
米国株投資ではリスク管理が重要で、分散投資、リスク許容度に合わせた投資、適切なリスク管理、損切りや感情のコントロールが必要です。
米国株を取り扱う証券会社選びでは、取引手数料、ユーザーインターフェース、提供されるサービスや情報の質が重要になります。
新NISAで米国株に投資するためには、口座開設、リサーチ、そして実際に米国株購入のステップを経ることで、初心者でも米国株投資を開始することができます。

米国個別株の分析方法とおすすめの優良銘柄5選!
米国株式市場は世界最大であり、多様な投資選択、世界経済への大きな影響力、高い流動性を特徴としています。
上場企業の中には、テクノロジー、ヘルスケア、金融など様々な業種の企業が存在します。また、ETFを通じて特定のセクターやテーマに投資することができます。
米国個別株の銘柄分析では、財務諸表、業界トレンド、経営陣と企業戦略をチェックすることが成功のカギになります。
米国株で特に注目すべき優良銘柄として、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、テスラが挙げられます。これらの企業は、革新的な製品やサービス、強固な財務基盤、市場での強いポジションを持ち、長期的な成長潜在力が高いと評価されています。

新NISAで個別株投資の始め方についてよくある質問

最後に、新NISAで個別株投資の始め方についてよくある質問をまとめました。
新NISAで個別株に投資できるようになったと聞きましたが、具体的にどういうことですか?
新NISAは2024年から開始された制度で、旧NISAと同様に、個別株に非課税で投資することができます。
つまり、個人投資家が特定の企業の株式を直接購入して運用することができます。
個別株投資にはどんなリスクがあるのでしょうか?
個別株投資の最大のリスクは、企業業績の悪化などで株価が下落し、元本割れを起こしてしまう可能性があることです。
このようなリスクを避けるためにも、分散投資を心がけ、複数の優良銘柄へ資金を分けて投資するのがおすすめです。
個別株の選び方や投資戦略はどうすればいいでしょうか?
まず銘柄の選び方としては、事業内容が理解できる企業を選ぶことが重要です。企業の業績や成長性、株価の適正水準、配当利回りなどを調べます。そして、長期的に成長が期待できる銘柄に投資することが大切です。
投資戦略としては、資金の分散投資、損切りルールの設定、投資額の管理などのリスク管理が重要になります。